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| 【山下】 どうもお疲れさまでした。知事は作業着もよくお似合いですね。先日、5月11日ですが、県と運営に関する協定を締結しました。これで、いよいよ本格的に県とNPOの協働事業「土佐自然塾」がスタートすることになりました。
【山下】 そのお力添えで、来年の4月開塾に向けての準備に入れたわけです。確か昨年、平成16年の5月だったと思うのですが、知事の「地域を元気にする意見交換会」というのが、私の住んでいる地域で開催されたとき、私も参加させていただいて意見を述べました。それは、「有機無農薬野菜は、潜在的には膨大な需要がある。使っていない大工の学校を使って、有機無農薬農業を地域の産業に育成したい」というものでした。 【知事】 そうでしたね。その前年に山下さんが出版された『超かんたん 無農薬有機農業』(農村報知新聞社)の帯に、私が推薦文を書かせていただきました。そこには、「高知県で有機無農薬農業に先進的な取り組みをしている山下一穂さんに注目しています。就農希望者を個人で受け入れているというお話しをお聞きし、僕の選挙公約に、有機無農薬型の生産者に向き合い専門的に取り組む部署をつくること、そのための技術者を育てること、有機無農薬型を志す農業者のための研修の機能を充実させることなどを加えました。特に研修の面では山下一穂さんに、ぜひともお役に立っていただきたいと願っています。そしてこれからは、高知発の有機農業栽培技術を広げていくお手伝いもできればと考えています」と書きました。 |
【山下】 ありがとうございました。その公約をさっそく実行いただいたわけですね。あの本で私は、自分の栽培技術をオープンにしたわけです。今、有機無農薬農業における栽培技術の向上については、そのスタートラインに立ったばかりなんです。私の情報は、私の畑でしか通用しないものもあるかもしれない。低レベルな技術論であるかもしれない。でも、オープンにしましたら、プロの農家の方をはじめ、いろんな技術情報が集まるようになりました。全国でこういう芽生えが起きていると思うのです。それを生かしていくことが大事だと考えています。
【知事】 有機農業は従来の慣行農業のように栽培技術が確立されていませんからね。山下さんのような実践者に、行政や専門家が加われば技術の確立と革新がこれまで以上に進むということが考えられます。これから有機農業を志す方が、山下さんが最初にはじめられた時の長い苦労を、山下さんから「学ぶ」ことで乗りこえて、農業で身を立てて、中山間地域に元気を植えつけていただけることを願っています。
【知事】 そうなれば、有機農業の新しい展開が広がってゆくでしょう。高知の大地のために、次の世代のために、ぜひ成功させなければなりませんね。私もできる限り応援いたします。 |
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